クールビズは有害!?

今朝の新聞に、とある私立中学の一面広告があった。そこには「クールビズは子供の教育に有害です」と大きな活字が踊っている。
曰く「全寮制の○○は日本の歴史と伝統を踏まえ、『形・姿を正した』教育を行います。」と。
ふむ、これには引かれるものがある。
この頃とみに日本が古来から持っていた美しさが失われてきているように思う。
礼儀正しさ、清楚な身だしなみ、他人への配慮などなど日本が他国に誇れる文化が失われているように思う。
外国人に会うと最初に「How are you?」と聞かれるが、最近、日本人から挨拶の最初に相手を気づかう言葉が出ることが少なくなったようにも思う。
これは家庭で子供のしつけが行われていないためであろう。
そういえば「しつけ」は漢字では「躾」と書く。文字どおり美しさを身に付けることに通じる、とても大切なことなのだ。
最近気になることを列挙してみる。
・子供が野生児化している。野放図、わがまま、傍若無人
・行儀が悪い。
・歩き方がひどい。(中学時代に重いバッグを背負わされるのが悪いのか、ミュールに起因するのか)
・他人に迷惑をかけていることに気付かない。
・服装の乱れ。半分尻を出したパンツ。ワイシャツの裾が中途半端にパンツに入っている。女子の制服はブラウスの胸元がだらしなく開き、袖はボタンを嵌めずにだらだらしている。
あ〜きりがない。
先日花火大会の後に入ったファーストフードの店では、女子高生か女子大生の2人が浴衣姿で居たのだが、傍を通るのも嫌になるくらいのだらしない着かたと態度だった。
浴衣の胸元はだらしなく開き、くしゃくしゃの裾をまくり上げて帯に挟んでいる。だれた姿でイスに斜めに腰かけ、煙草を吸いながら携帯のメールを打っている。はぁ〜
昨日は、イスに寝転がっている子供(6歳くらい)に、食べ物を口に運ぶ親が目に付いた。いつまで赤ちゃん扱いするのだろう? イスをドンドン蹴飛ばしながら食事をしている子供を咎めない親。
今、本当に躾が必要なのは、親の世代かもしれない。