しゃべる!ケータイ

もちろん携帯電話はしゃべるためのものですが、そうではなくて、携帯電話がしゃべる話。
HV-Script(HVはHumanoid Voiceの略)というスクリプトテキストエディタで書いて、拡張子を.hvsとして保存し、携帯電話に送ると、携帯電話がしゃべるようになるというもの。
HV-Scriptの基本はとっても簡単で「HV#Jめーるがとどきました」と一行書くだけで、男性の声で「めーるがとどきました」ってしゃべってくれます。
最初の4文字「HV#J」がヘッダで日本語(Shift-JIS)で書いたHV-Scriptということを示しています。
詳しいことはヤマハの「しゃべる!ケータイ」サイト(http://hv.smaf-yamaha.com/jp/index.html)を見てください。

基本のままだと男性の声で抑揚が無いロボティクスなしゃべり方なのですが、声色を変えたり、アクセントや抑揚、発話速度などをきめ細かく設定できます。
それには便利な専用ツールが用意されていますが、殆どのツールはWindows専用でMacOS用は一部のものだけしか提供されていないのが残念なところです。
ところで、HV-Scriptを実現している音源LSIでは、SMAF(Synthetic music Mobile Application Format)で着メロ等で活用できます。詳しくはSMAFのサイト(http://smaf-yamaha.com/jp/)をご覧下さい。
私はここで提供されているMacOS X用のツールで、Skypeの着信音(WAV)をMMFに変換してtalbyの着信音にしてみました。
これらの技術は結構奥が深くて楽しめそうです。